薬師寺

見学記
薬師寺東塔(三重塔)平城京最古の建造物

法相宗大本山薬師寺は、天武天皇が皇后の病気平癒を願って建立を発願しました。天武天皇は完成を見ずに亡くなりましたが、その皇后が持統天皇として即位し、藤原京において造営しました。その後、平城京への遷都に伴って、現在の地に移りました。創建時から残る国宝・東塔は平城京最古の建造物。金堂にある国宝・薬師三尊像は仏像の中でも、最高クラスの人気を集めています。西塔は1528年に焼失していたものを、宮大工西岡常一棟梁のもと、1981年、約450年ぶりに再建したもの。東塔の伝統的工法を学び、創建当時の意匠・構造を生かしつつ、一部に現代の材料や工法で補い、高い耐久性を実現しているそうです。2か所で修学旅行の高校生に法話をしていました。どろんこの中にも50年以上前に当時の管長高田好胤師の法話を聞いた人がいました。観光客の多い大寺院の中では、一般社会への働きかけに力を入れているようです。

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