猿沢池で毎年、中秋の名月にひらかれる「采女祭り」。
「奈良時代、帝に仕えていたとても美しい采女がいた。ある時、帝からのお召しがあったが、やがて寵愛が衰えたことを嘆き、猿沢の池に身を投げてしまった。それを聞いてかわいそうに思った帝は、人々に歌を詠ませた」。後に、入水した采女の霊を慰めるために社が建てられましたが、采女は我が身を投じた池を見るに忍びなく、一夜のうちに社を後ろ向きにしたという伝説も残されています。采女はその後、自分のような悲しい思いをする娘がでないようにと、縁結びの神になったのだそうな。
コメント